★時の架け橋★ ー誠の背中に恋をした。

「おいっ!?どうすんだよ?」




「まだ火は消されてないんだろ!?」




ザワザワ…




土方「チッ…」





隊士達が混乱してやがる…





火消しは間に合わないってのか…




総司「どうするんですか?副長…」




壬生浪士組としての顔をして真剣の眼差しで土方を見据える。





一刻も争うこの状況。






今、出来る最善の行動をしなければならない。





この状況下で冷静に的確な判断をする事が出来るのは…





壬生浪士組鬼の副長とも言われている土方だけだ。




皆が土方の決断を待っている。





藤堂「土方さん……」




隊士たちの目線は土方に向かれる。





土方が決断した答えは…





土方「…………



おめぇら今から大和屋に向かうぞ…


何があったとしても全力で火を消せ」
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