★時の架け橋★ ー誠の背中に恋をした。
永倉「どうなってんだコレは…」





土方の決断によって…





壬生浪士組にいる殆どの隊士達は大和屋に向かった。





生気が無くなった顔色で燃え上がっている大和屋の蔵をただ呆然と見ている者…





多分店の者だろう…





大和屋に一定の距離をおいて騒いでいる周り民衆達。





そして






蔵にある大和屋の品物を漁り、楽しんでいるのが芹沢達だった。





土方「芹沢の野郎…」





苦虫を噛み潰した様な顔をして拳を握りしめる土方…





アイツのやってる事は不逞浪士と何も変わりはしねぇじゃねぇか…





大和屋を楽しそうに荒らしている芹沢の目は治安を守る俺達壬生浪士組の目なんかじゃねぇ…





芹沢「ハッハッハ儂の頼みを聞かなかったからこんな事になったんじゃ」





芹沢は大笑いをしている。




顔が真っ赤な為酒を飲んでいたのは確かだろう…。
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