★時の架け橋★ ー誠の背中に恋をした。
その頃美鈴は……





屯所で皆の帰りを待っていた。





土方さんに…





危ねぇから屯所に残って寝てろ…





何て言われたけど…





寝れる訳ない。





皆…………火事を必死に止めているんだ。





確か…今の時代は建物が隙間なく置かれているから…




他の家に火が燃え移る可能性が多い。





それを阻止しようと皆が頑張っているのに……





揚々と眠る事なんて出来ない。




歴史を変える事が許されてない私でも……





今回の火事を知っていながらも目をそらした私でも……




疲れて帰ってくる皆を出迎える事くらいは出来るはずだ…。




そう思い…




私は夜食やお風呂の用意をした。





家々の灯りがどんどん消えていく…




今は………現代で言うと夜の12時頃だろう…
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