★時の架け橋★ ー誠の背中に恋をした。
私は………楽しいけど……
沖田さんは私を手離さない様に…
少し歩いたら私がついてきているかを確認する。
不安そうな目をして此方を見て、私の姿を見ると安心した様に表情が緩んでいく…。
バレバレですよ…?沖田さん。
何か……あったの…かな…?
……………。
沖田総司という人物の周りに……
私の様な者がいた。
………そんな事…
歴史には残っていない。
何となく分かる。
沖田さんは私の事…大事に思ってくれているんだって…
勿論、壬生浪士組の皆もそうだ。
でも私は………
此処に………居ても………本当にいいのだろうか…。
心の奥では………
私が未来から来たという事がバレるまで……その間だけ………と願ってしまう。
何でこんな事になっちゃったんだろう…。