★時の架け橋★ ー誠の背中に恋をした。
次の日…………
朝方………。朝の稽古帰りの隊士達……
いつもなら朝飯を食べる為に真っ直ぐに居間に向かう姿や…井戸で汗を流している姿が見える。
だが……
この日だけは違った。
皆、何故か庭の一角に集まって騒いでいる。
朝飯の準備をし終わり、皆が来るのを待っていた美鈴は…
どうしたんだろ?
そう思う訳で……
皆が集まっている方に駆けていった。
美鈴「皆さん?どうしたんですか…?」
近くにいた平助に何故騒いでいるのか聞いてみる。
どうやら…
騒いでいるのは全員ではないらしい…。
幹部の人は黙って考えている様で…
騒いでいるのは平隊士の人達の様だ。
平助「あぁ…美鈴か…美鈴にはあんまり関係ねぇよ…」
そう言って前にいる隊士達をどかしてくれた。
目の前にある物を見る。
美鈴「これ………って……」
見た途端どうしても………目を見開いて震えるしかなかった。