★時の架け橋★ ー誠の背中に恋をした。






これによって……





壬生浪士組が幕府から認められ……






未来に名が残る……“新撰組“






そう改名される。






認められる事は近藤さんや土方さんや沖田さんにとって嬉しい事………





それは十分分かっているつもり…






皆が……壬生浪士組を大事に思っているという事……





痛いほど分かるもん。





だけど私は…






ただ…………ただただ…





時の流れの早さに圧倒されるばかりだった。





現代にいた頃は……






毎日、何も思わずに…感じずに…





時が流れていった。





その時間は……





思うより永くて…早く一日が過ぎないかな…





そういつも思っていた。





なのに………





この時代に来てからは違って…





嬉しくて……楽しくて…





皆といるその時間が幸せで…




その度に思うんだ。





いっそ時が止まってくれたら良いのに…





って………。
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