★時の架け橋★ ー誠の背中に恋をした。
ゴシゴシッ





美鈴「もっと綺麗にならないかなぁ…」






玄関の門の壁を手拭いで拭きながら…






頭を悩ませてるらしい …





だって…






皆を出迎える門なのに…





何処よりも汚いんだもんっ!!






美鈴「うぅーん…」





仔犬の様な声を出しながら…





美鈴は今、ひたすら門を磨いてる。





だが………





どんなに磨いても………





全く綺麗にならないっ!!





美鈴「洗剤とかあったら良かったのになぁ…」





ついつい直ぐ汚れが落ちてしまう洗剤という現代の便利な物を思い出し溜め息をつく。





洗剤があれば…





綺麗になるのになぁ…





「美鈴?なんやそれ」





一人で門を磨いてたはずなのに…





誰かが声を掛けてきた。
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