★時の架け橋★ ー誠の背中に恋をした。
山崎「ほんでや美鈴。」






……………。






ぃや……ほんでや……じゃないですよ。






無理矢理門を磨くのを強制終了され…





只今、丞の部屋に正座でいます。






別に丞に正座を強要された訳じゃないけど……





丞の雰囲気がなんとなく……






何かを聞きたい様な感じだから……





でもそれがどこか真剣で……






何か言うのを迷っているみたいだから……





丞がちゃんと言うまで……






しっかり待ってる。






さっきからほんでや……しか言ってないけどね






山崎「きぃ悪くしんといてな…」






やっと口を開いた。





美鈴「う……うん。」





私にも緊張がはしる。





山崎「違うんやったら違うって言っていいねんで?」






なんだろう………






美鈴「うん。……分かった。」






私が了承したあと……





ずっと伏せてた丞の漆黒の目が……






私に向けられた。





丞「美鈴は……………………






何で愛次郎が死ぬこと知ってたんや?」
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