★時の架け橋★ ー誠の背中に恋をした。
まぁ、いっか。





ぎゅっ…





総司「みみっみ美鈴さん!?!?」





わたわたと手を振って慌てる総司。





よく慌てるなぁ…。





こんな事を美鈴は思うが、この総司の慌て様は美鈴の行動が原因だ。





美鈴がまた総司に抱き着いたから。





美鈴「今だけ、甘えさせて貰えますか?沖田さん」





そう言う美鈴の声は芸子の様な甘ったるい声ではなく幼子が純粋に甘える無邪気な声。






美鈴さんの可愛い行動にドキリとする。






美鈴さんが私の名前を呼んでくれた事にまるで宙に浮いた様な気分です。






ただ美鈴さんが“沖田さん“そう言っただけなのに。






美鈴さんが亮という恋人では無くて自分の名前を呼んでくれる事が凄く嬉しい。






今だけは、美鈴さんが私の腕の中にいる。






それが何故か改めて嬉しく思って、





緊張しながらも自分の腕をそっと美鈴の背中にまわした。






美鈴「ありがとうございます…」





私の我が儘に付き合ってくれて。





いつも通りにするから。





明日からは絶対に迷惑はかけないから。






今日だけは誰かの温もりに甘えさせて下さい。
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