★時の架け橋★ ー誠の背中に恋をした。
新見「………」


なんか、気に食わねぇ。



こんなにテンパっている自分があほらしいじゃないか。



目の前にいる美鈴が笑ってくれているのかどーしよーもねぇくらいに嬉しくて、




好きなやつ以外にきすなんて頼まない事だって…美鈴は知っている筈なのに、




俺の気持ちに気づかない美鈴にもどかしさを感じた。




新見「はぁ…」


美鈴「溜め息って…っ!」




盛大な溜め息をついた俺をじっと睨む美鈴。



そんな美鈴の頭に、自分の手を持ってきてわしゃわしゃと撫でる。




いつまでこんな風にコイツを触れる事が出来るんだろう。





いつかは…





この思いを美鈴本人に届けたいと思うよ――




――――――
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