★時の架け橋★ ー誠の背中に恋をした。
美鈴「………………って事なんです。」




ねーっそうだよねっ!…そう勇坊と為三郎に確認を取りながら美鈴は説明を終わらせた。




永倉「ふーん。へー」





美鈴の説明に勇坊と為三郎を見据えながら永倉は頷いた。




ってあれ?永倉さん、どこか納得してなさそう…。




美鈴「何か納得しませんでした?」




永倉さんの変な態度に不思議に思って問いた。






美鈴の言葉に永倉の肩がピクッと反応する。





永倉「だってよぉっ!!美鈴の事は美鈴ねぇとか言っといて俺は永倉だぜっ?俺を虐めんなぁぁあぁっ!!」





うわぁぁんと嘆く永倉。





斎藤「…………」





美鈴「…っ…」




……………。





永倉「そこの二人っ!!笑うなぁぁあぁっ!!」





声を出さないように必死に笑う二人にビシッと指差した。






勇坊「ふっ…」



…………。





永倉「勇坊てめぇ…鼻で笑っただろ今…」





わなわなと永倉が震える。




斎藤「…っ…」




美鈴「…っっ!!…」





永倉「そこの二人っ!!更に笑うなっ!!」






こーんなやり取りが何回か続いたあと、結局永倉は永倉と呼ぶ事になったとさ。
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