★時の架け橋★ ー誠の背中に恋をした。
どうしよう…。
斎藤さんも参加しちゃったよ…。
チロリと総司が手に持っている盥の中に入っている西瓜を見る。
盥に入っているという事はきっと川で冷やしてきたはずだ。
だけど、争奪戦を長々としていたらせっかく冷えている西瓜も夏の暑さで熱されてしまう。
その前に西瓜を食べたい。
そういう思いによって一生懸命に美鈴は争奪戦の中に勇気を振り絞って割り込んでいった。
美鈴「止まって下さいっ!!西瓜切ってくるので皆で食べましょうっ」
ね?と一生懸命懇願する美鈴の姿に飛び交っていた叫び声が一端止まる。
それを良いことに美鈴は有無を言わせない笑顔を見せた。
美鈴「じゃあ、切って来ますね」
そう平然と当たり前かの様に言葉を紡ぐ。
そして半ば強引に西瓜を総司の腕から奪い取って屯所の中へと駆けていった。
西瓜を奪いとられ残された者達は美鈴の突然の行動に呆気にとられて暫し、口を中途半端に開けていた。
斎藤さんも参加しちゃったよ…。
チロリと総司が手に持っている盥の中に入っている西瓜を見る。
盥に入っているという事はきっと川で冷やしてきたはずだ。
だけど、争奪戦を長々としていたらせっかく冷えている西瓜も夏の暑さで熱されてしまう。
その前に西瓜を食べたい。
そういう思いによって一生懸命に美鈴は争奪戦の中に勇気を振り絞って割り込んでいった。
美鈴「止まって下さいっ!!西瓜切ってくるので皆で食べましょうっ」
ね?と一生懸命懇願する美鈴の姿に飛び交っていた叫び声が一端止まる。
それを良いことに美鈴は有無を言わせない笑顔を見せた。
美鈴「じゃあ、切って来ますね」
そう平然と当たり前かの様に言葉を紡ぐ。
そして半ば強引に西瓜を総司の腕から奪い取って屯所の中へと駆けていった。
西瓜を奪いとられ残された者達は美鈴の突然の行動に呆気にとられて暫し、口を中途半端に開けていた。