★時の架け橋★ ー誠の背中に恋をした。
美鈴が斉藤にかかる。


斉藤に打ち込み、それを斉藤が避け、斉藤が斬りかかる。




またそれを美鈴が避ける。この行動を素早い動きでやっている。



左之「一歩も両者譲らねぇな…

それにしても速すぎて俺でも追い付けねぇ」



左之が唖然としている間に斉藤が美鈴に竹刀を振りかざした。



美鈴は避けたが手の甲に竹刀が当たり、血が微かにでた。






…………それを美鈴が見たとたん、美鈴の目が明らかに変わった。





…何時ものような目ではなく、狂気で狂った修羅の目のようだった。




そう…亮の血と自分の血が重なって見えたのだ…




誰もが美鈴の目に凍りついた。




そして美鈴が斉藤に打ち込み、間合いをつめていく。



その時、鐘が鳴り響いた。




左之「鐘だ…美鈴!!斉藤!!試合は終わりだ。」



その声を聞いたとき、美鈴は我にかえるように目が明らかに変わった。




美鈴「じゃあ…引き分けですね…また相手してください。」





斉藤「あぁ…承知した。」




斉藤と美鈴の試合は引き分けで終わった。
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