★時の架け橋★ ー誠の背中に恋をした。
「どうしたんだ?」




厳つそうな男がお梅に尋ねる





お梅「あぁ芹沢はん!!お友達が出来たんよぉ。美鈴ちゃんっていうの」




その途端、美鈴は凍りついた。




美鈴(そうだ…お梅さんは芹沢鴨の…)



芹沢「ほぉ…お前が新しく入った女中という奴か…」



芹沢が厭らしい目付きで美鈴を見る。




美鈴に緊張がはしる。




芹沢「…覚えておこう。お梅!!八木邸に戻るぞ。」





お梅「はい!!美鈴ちゃんまたね~」




お梅が言ったが、耳に入らず、
美鈴はポカーンとしていた…




美鈴(何か言われると思った…芹沢鴨って実はあまり悪くないのかな…)




この思いが、美鈴に油断をさせることになるのだった…。
< 77 / 447 >

この作品をシェア

pagetop