★時の架け橋★ ー誠の背中に恋をした。
思い出の湖
~思い出の湖
久しぶり見た亮との思い出の湖は2年前とはあまり変わりがなかった。
美鈴はそんな湖の周りにそりながら歩いた。
湖の周りは綺麗な花や木々があって、二年前はデートスポットとして密かに人気があった。
美鈴も亮と二人で来たことがある…
美鈴「もう夕方だから誰もいないか…」
昼間でも人が少ない湖の周りには人の気配はなかった
誰も居ず、風の微かな音や葉が揺れる音だけが響いていた。
美鈴「わぁぁー綺麗なサクラ!!今年も綺麗に咲いたなぁ」
サクラを見ながら湖の周りを歩いていた…
その時、
美鈴をとんでもない衝撃が襲った。
地面が揺れた。
地震かな?と思ったが違う。
地震なんてもんじゃない
どう言うのだろう…地面が突然変異で蟻地獄に変わり、地面に足が沈んでいく様な…そんな揺れだ。
だんだんさっきの風の微かな音も花や木々が揺れる音も何も聞こえない…
今見えている湖、桜、すべての物が歪んでいく…今、見えている光景も音の様に消えてしまうのだろうか…
しかし、美鈴は見えている光景が消える前に次は自分の身体に異変が起こる。
美鈴(頭が…かち割れるように痛いっ…)
それと共に美鈴の意識は途切れてしまった。