君と二人で
はる「違う!」
かずま「ナンだよ!お前!来るんじゃねぇ。」
山田「それより、ちがうって?なにが?」
はる「私の好きな人・・・かずまじゃない。」
山田「ウソつくなよ。かずま。見損なった。
  絶交だ。」
かずま「上等だ。」

なんやかんやで、絶交になってしまった。
私のせい?

~夜~黒崎家。
(携帯のバイブ音)
「あの、山田です。今ヒマ?」
「はい」
「確認だけど、黒崎さんの好きな人って」
「かずまじゃないよ。」
「そう。それなら良かった。」
「放課後の話、よく聞けないでゴメンね。」
「ああいいよ。」
「話って?」
「あぁ、俺、その、黒崎さんが好き。
 付き合ってもらえないかな?」
「・・・・・・・・」
「イヤ?」
「イヤじゃないけど・・・。」
「うん」
「少し時間を。」
「そうだね。」
「決まったら、言うね。」
「うん。じゃ。」
「あ!待って!今日中には決める。」
「分かった。」

時計を見ると、7時34分。
どうしよう。
やっと決まった。
(呼び出し音)
「はい」
「黒崎ですが、」
「はい、俺。」
「やまだくん?」
「うん」
「決まったよ。」
「はい。」
「・・・・・・その、これからよろしく。」
「え!?それって?いいってこと?」
「・・・うん。」
「ありがとう。よろしくね。はる。」
「え!?いま、」
「うん。はるっていった。」
「彼氏だからいいでしょ?」
「あ・・・。はい。どうぞ。」
「あと!俺のことは今度から、{山田君}じゃなくて
 はやとって呼んで。」
「うん。わかった。」
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