御劔 光の風2
「侵入者の数は?その傷、術者の仕業か?!」
「はい。侵入者は…一人、赤い目の男。火を操る術者です…っ!」
その言葉にカルサは椅子から立ち上がった。
リュナも身を乗り出して兵士の声に集中する。
「場所はどこだ!?」
「西の…会議室の辺りです。」
ナータックは貴未の任務を伝える為に聖の下へ向かう途中だった。
おそらくその時に遭遇したに違いない。
事態が急速に一変した。
動揺と不安が隠せない。
しかしそれ以上に理性が働き、この事態をちゃんと把握しなければという使命感が生まれた。
「カルサ!侵入者は赤い目をした男一人、術者でかなりの力の持ち主!火の使い手だ。」
「…ああ。」
カルサの呟きにリュナは思わずカルサの方を見る。
その目は揺れて、顔付きは緊張していた。
「ナータックさんだけじゃ不安だ!俺も行く!」
「頼む。」
カルサが頷いたのを確認すると、貴未は負傷した兵士の肩に手を乗せよく頑張ったと声かけた。
「はい。侵入者は…一人、赤い目の男。火を操る術者です…っ!」
その言葉にカルサは椅子から立ち上がった。
リュナも身を乗り出して兵士の声に集中する。
「場所はどこだ!?」
「西の…会議室の辺りです。」
ナータックは貴未の任務を伝える為に聖の下へ向かう途中だった。
おそらくその時に遭遇したに違いない。
事態が急速に一変した。
動揺と不安が隠せない。
しかしそれ以上に理性が働き、この事態をちゃんと把握しなければという使命感が生まれた。
「カルサ!侵入者は赤い目をした男一人、術者でかなりの力の持ち主!火の使い手だ。」
「…ああ。」
カルサの呟きにリュナは思わずカルサの方を見る。
その目は揺れて、顔付きは緊張していた。
「ナータックさんだけじゃ不安だ!俺も行く!」
「頼む。」
カルサが頷いたのを確認すると、貴未は負傷した兵士の肩に手を乗せよく頑張ったと声かけた。