御劔 光の風2
「ごめんなさい、お話し中だった?」
「かまへん、カルサの様子見にきただけや。」
「そうなの。失礼します。」
傍に居る紅を前にして彼女はカルサに軽く挨拶をした。
明るい笑顔が暗い部屋の空気を変えていく。
当たり前のようにソファの横に座り、彼の目を覆っていた手をそっとはずした。
光を取り戻していく彼の視界に入ったのは、優しく笑う女性。
「リュナ…。」
「カルサ、大丈夫?お湯を持ってきたので目を温めましょうね。」
リュナの言葉にサルスは瞳を閉じる事で答えた。
リュナは微笑んでボウルにお湯を注ぎ始める。
そんな二人の様子を紅は黙って見ていた。
「ほな、うち行くわ。番はうちが代わるさかい、ゆっくり休んどって。」
「番?」
紅の声に反応したのはリュナの方だった。
きょとんとした顔で紅を見つめ、それは何かと求めている。
「ラファルの相手や。ほなな。」
そう言うと紅はひらひら手を振りながら部屋を後にした。
「かまへん、カルサの様子見にきただけや。」
「そうなの。失礼します。」
傍に居る紅を前にして彼女はカルサに軽く挨拶をした。
明るい笑顔が暗い部屋の空気を変えていく。
当たり前のようにソファの横に座り、彼の目を覆っていた手をそっとはずした。
光を取り戻していく彼の視界に入ったのは、優しく笑う女性。
「リュナ…。」
「カルサ、大丈夫?お湯を持ってきたので目を温めましょうね。」
リュナの言葉にサルスは瞳を閉じる事で答えた。
リュナは微笑んでボウルにお湯を注ぎ始める。
そんな二人の様子を紅は黙って見ていた。
「ほな、うち行くわ。番はうちが代わるさかい、ゆっくり休んどって。」
「番?」
紅の声に反応したのはリュナの方だった。
きょとんとした顔で紅を見つめ、それは何かと求めている。
「ラファルの相手や。ほなな。」
そう言うと紅はひらひら手を振りながら部屋を後にした。