御劔 光の風2
無理強いはしたくないけど、期待はしたい、それが正直な気持ちだから。
「いいですか?」
「何を…。」
「私、陛下を好きなままでいてもいいですか?」
カルサの言葉を遮ってリュナは訴えた。
胸の辺りで握りしめられた拳には力が入っている。
目はまっすぐに思いを訴えていた。
許されるなら、この思いを大切にしていきたい。
リュナの原動力である思いは今、全身でカルサに訴えていた。
あなたが好きだと、目で身体で、雰囲気で伝えようとしている。
耐えきれずカルサは目を逸らし、拳を口元にあてた。
顔が少し熱を帯びたのを感じる。
そんな自分を振り払うように小さく咳払いをした。
「…好きにしたらいい。」
彼にしては珍しい小さな声だった。
そして背中を向けて、いつの間にか止まっていた足を動かし始める。
「いいですか?」
「何を…。」
「私、陛下を好きなままでいてもいいですか?」
カルサの言葉を遮ってリュナは訴えた。
胸の辺りで握りしめられた拳には力が入っている。
目はまっすぐに思いを訴えていた。
許されるなら、この思いを大切にしていきたい。
リュナの原動力である思いは今、全身でカルサに訴えていた。
あなたが好きだと、目で身体で、雰囲気で伝えようとしている。
耐えきれずカルサは目を逸らし、拳を口元にあてた。
顔が少し熱を帯びたのを感じる。
そんな自分を振り払うように小さく咳払いをした。
「…好きにしたらいい。」
彼にしては珍しい小さな声だった。
そして背中を向けて、いつの間にか止まっていた足を動かし始める。