御劔 光の風2
誤魔化されたり隠されるのは好きではない。
もしそうしたいのなら巧くやれ、それがカルサの言い分だ。
なかなか答えないリュナにカルサの機嫌が悪くなっていく。
こうなっては仕方がない。
戸惑いながらもリュナは頬を薄紅色に染め、はにかみながら答えた。
「嬉しくて。」
そう言ったきりリュナははにかんだまま言葉を続けなかった。
その雰囲気から彼女の嬉しさが伝わってくる。
しかし何が嬉しいのかカルサは訳も分からずリュナを見ていた。
風神扱いをしたことがそんなに嬉しかったのか。
カルサの疑問符を浮かべたその視線に気付いたリュナは、恥ずかしそうに言葉を続けた。
「二人で出かけるのは…初めてじゃないですか。」
「あ?ああ。」
頷いたはいいが、まだリュナの言葉の意味にカルサは気付いていない。
だからなんだ、カルサの態度がそう言っている。
「なんか…デートみたいだな、と…思いまして。」
もしそうしたいのなら巧くやれ、それがカルサの言い分だ。
なかなか答えないリュナにカルサの機嫌が悪くなっていく。
こうなっては仕方がない。
戸惑いながらもリュナは頬を薄紅色に染め、はにかみながら答えた。
「嬉しくて。」
そう言ったきりリュナははにかんだまま言葉を続けなかった。
その雰囲気から彼女の嬉しさが伝わってくる。
しかし何が嬉しいのかカルサは訳も分からずリュナを見ていた。
風神扱いをしたことがそんなに嬉しかったのか。
カルサの疑問符を浮かべたその視線に気付いたリュナは、恥ずかしそうに言葉を続けた。
「二人で出かけるのは…初めてじゃないですか。」
「あ?ああ。」
頷いたはいいが、まだリュナの言葉の意味にカルサは気付いていない。
だからなんだ、カルサの態度がそう言っている。
「なんか…デートみたいだな、と…思いまして。」