御劔 光の風2
それは周りの扉と何も変わらない、唯一違いがあるとすれば何も書かれていない事だった。
「ここがそう?」
リュナが疑いたくなるのも分かる。
そこが総本山だと言える材料が一つも見当たらないのだ。
しかしカルサは自信を持って答えた。
「ああ。」
リュナに答えた後、視線を扉に向けた。
だんだんと表情が無くなっていく。
そんなカルサをリュナは見ていた。
色々浮かぶ疑問を聞けなくする表情、その雰囲気からいくつもの思いを飲み込んだ。
リュナはカルサが思うよりも敏感に察していた。
カルサが振り向く、何事もないようにリュナは微笑む。
「私ならいつでも。」
リュナの言葉にカルサは微笑み、やがて扉に手をかけた。
ゆっくりと重たそうな音をたてて扉を開ける。
その瞬間から眩しい光が二人を包んだ。
目が眩み、思わず手で目を覆う。
さりげなくカルサはリュナの前に立ち、壁になった。
「ここがそう?」
リュナが疑いたくなるのも分かる。
そこが総本山だと言える材料が一つも見当たらないのだ。
しかしカルサは自信を持って答えた。
「ああ。」
リュナに答えた後、視線を扉に向けた。
だんだんと表情が無くなっていく。
そんなカルサをリュナは見ていた。
色々浮かぶ疑問を聞けなくする表情、その雰囲気からいくつもの思いを飲み込んだ。
リュナはカルサが思うよりも敏感に察していた。
カルサが振り向く、何事もないようにリュナは微笑む。
「私ならいつでも。」
リュナの言葉にカルサは微笑み、やがて扉に手をかけた。
ゆっくりと重たそうな音をたてて扉を開ける。
その瞬間から眩しい光が二人を包んだ。
目が眩み、思わず手で目を覆う。
さりげなくカルサはリュナの前に立ち、壁になった。