天神学園高等部の奇怪な面々32
その後、遊里達はずっと付きっ切りで吉野の傍らにいてやった。

その場からあまり動き回れない吉野が退屈しないように、頻繁に話しかけたり、遊び相手になったり。

時にはオンブして、競技の見やすい最前列に連れて行ってやったりもした。

はしゃげなくても全然平気。

吉野は十分に体育祭を満喫できた。

< 119 / 144 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop