天神学園高等部の奇怪な面々32
しばらくして。

「待たせましたね、我が下僕達!」

煌びやかな衣装に身を包んだエンリィが、また高笑いと共に戻ってくる。

「きちんと『お座り』して待ってたですか?犬」

「っっっ…いい加減にしろよ、てめぇっ!」

「図に乗るなよエンリィっ!」

遂に堪忍袋の緒が切れたワンコ君とシャランラ先生。

ワンコ君は回し蹴りを、シャランラ先生は無の本による打撃を繰り出すが。

「愚かなっ!」

エンリィはそれらが触れるよりも速く、口から発した超音波による波動で二人を吹き飛ばす!

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