私と彼が嘘をつく理由

そして、偶然にも
同じクラスになったみゆうと
新しい教室へと向かう。


すれ違う男の子達は
十中八九振り向く。

もちろん、みゆうが可愛いから。

私の方が、なぜか分からないけど
ドキドキしていた。


教室につくなり
私は女の子に囲まれる。

「え・・・?」

「あなたが桐谷さん?」

ちょっと派手な顔立ちで
きれいに髪の毛を巻いていた。

目的は大体理解できる。

「そうですけど・・・」

「忍先輩の連絡先とかって教えてもらえないかな?」


< 10 / 134 >

この作品をシェア

pagetop