私と彼が嘘をつく理由
そして、偶然にも
同じクラスになったみゆうと
新しい教室へと向かう。
すれ違う男の子達は
十中八九振り向く。
もちろん、みゆうが可愛いから。
私の方が、なぜか分からないけど
ドキドキしていた。
教室につくなり
私は女の子に囲まれる。
「え・・・?」
「あなたが桐谷さん?」
ちょっと派手な顔立ちで
きれいに髪の毛を巻いていた。
目的は大体理解できる。
「そうですけど・・・」
「忍先輩の連絡先とかって教えてもらえないかな?」