私と彼が嘘をつく理由
今日はノートがずたずたに
されていた。
みゆうは最近
常に怒っている。
あー、疲れた。
そう思って横になっていると
忍が部屋に入ってきた。
「ねえ、琴葉、俺に隠してることあるでしょう?」
ぎくっとした。
でも、バレないレベルでは
なくなってきたのは確か。
「無いよ。」
「じゃあ、なんで上履きを3回も買い換えたの。」
忍は痛いところをついてくる。
「・・・。」
なんて言えばいいか分からず
黙り込む。