私と彼が嘘をつく理由

忍の確信的な声。

やっぱり気づいてたんだ・・・。

そして今日早く来たのは
犯行現場をとられえるため。

いつもニコニコ顔の忍が
無表情で香織を問い詰めている。

「私は忠告したけど、あいつが無視したのよ!」

香織はキッと私を睨む。

「あんた、チクったのね!」

そして、怒りの矛先は
私へと向けられる。


< 49 / 134 >

この作品をシェア

pagetop