私と彼が嘘をつく理由
でも、忍がお腹を空かせている所を
想像したら可哀想に思えて、
仕方ないと腹を括ることにした。
そして私はお弁当を2つ持ち
妙に高いテンションで
学校に向かい、
そのままのテンションで
授業を受ける。
朝の幸せに浸りながら、
昼休みが近づくにつれ
バクバクと高鳴りだす心臓と
闘っていた。
こなければいい、そう願ったって
聞いてくれやしない。
時間は刻一刻と残酷に
迫ってくる・・・。