私と彼が嘘をつく理由

「そうですか…」

私がそう言うと
一人の先輩が私たちに
「あいつには気を付けな」
と忠告して去っていった。

「許せない…」

わなわなと怒りに震える
みゆうの手をギュッと握る。

そして、勇気を出して
忍を呼ぶ。

ということは出来ないので
小池が離れた隙に
近くにいた先輩に呼んでもらった。


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