あの子の隣に座るコツ!
【悠一】
じゃあ、泉の話は尽きないけど、これくらいにして。


【アリサ】
助かった…(笑)。


【悠一】
では、メインヒロインいっちゃうか。


【アリサ】
はいはい。“クラス首席”の、東條さゆみね。


【悠一】
作者コメントはこう。「無口・美少女。これに尽きる!」だってさ。


【アリサ】
ギャルゲーのやり過ぎでしょ、作者(笑)。


【悠一】
泉もギャルゲー出てきそうだけどな(笑)。


【アリサ】
う…反論できない。


【悠一】
東條の美しさの表現には、作者かなり苦労したらしいよ。


【アリサ】
あー。あたしやユウキちゃんに比べて、格段に凝ってましたね。


【悠一】
作者の中でのベスト表現は、「菱川師宣が興奮の余り筆を取り落としそう」だそうだ。


【アリサ】
それ!?(笑)


【悠一】
作者に言われたとき俺も全く同じこと言った。それ!?って(笑)。


【アリサ】
あたし的には、和製人形っていう書き方が気に入ってるんですよ。ホントにさゆみって、お人形さんって感じなんです。


【悠一】
うん、確かに。職人が丹精込めて作った、渾身の一作って感じがするな。


【アリサ】
可愛いっていうより、綺麗っていう感じ。イヤ、もちろん可愛いのは間違いないんですけど。


【悠一】
そのわりに、「動きがコミカル」ってゆー設定も付けられてたよな。その辺のギャップはどう?間近で見てて。


【アリサ】
反則。可愛すぎですよ、アレ。あの設定ばかりは作者グッジョブって感じです。


【悠一】
(笑)。ぴょこっ、とか、トタトタ、とか、そういう表現が多いキャラだったな。無口な割にジェスチャーがでかい、とか。


【アリサ】
無口といえば、あの「間」の取り方も苦労したみたいですね。


【悠一】
あぁ、東條がひとりでしゃべるときも、ほとんど日比野が喋ってるからな。


【アリサ】
言葉と言葉の間とかにね(笑)。


【悠一】
まぁ、東條のときに限らず、文章として、間の使い方には頭を悩ませてたな。間が伸びすぎてもダメだし、うまく言葉と言葉の間に流れる時間とか、日比野の思考が止まるところとか、そういうのを表現したいんだよ。間で。
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