あの子の隣に座るコツ!
「なァ…悠一。これって、お前に勉強教えてもらわなくても、このミッションで3年の問題を奪っちゃえばいいんじゃないか?」
タケシ先輩が黒板を指差して質問した。
「いい質問だ。しかし、今回は2年の問題用紙だ。野球で大学行くにしろ、受験がある以上は3年になったら自分で勉強した方が良いぞ」
正しいのか間違ってるのか分からん意見だな。一理あると言えばあるけど。
ていうか、今回のミッション、進とかは気が進まないんじゃないか?不正とか許せないタイプだし。
そんな俺の懸念をよそに、メンバーが決まっていく。
「野球部連中は…実動班でいいか?やっぱり体力勝負になるだろうし、逃げ足も重要になってくる」
「そうですね」
「タケシ先輩がやるなら」
「自分ら、先輩と一心同体スからっ」
井上、尾崎、水谷は、相当タケシ先輩に惚れ込んでるようだ。普段暑苦しくて仕方ないタケシ先輩も、練習のときはさぞかしカッコいいんだろうな。
「新立は?ていうか、言い忘れたが参加不参加は自由だからな」
思わず俺は、進の顔を見た。
「…ん?なんだよ、大吾」
「あ、いや、別に」
「やるに決まってるでしょ。仲間外れなんてまっぴらですから。俺は指令班で」
進はめんどくさそうな声色で返答を寄越したが、やる気はあるようだった。
おかしいな。
こんなコト、進なら怒り狂って反対しそうなんだケド。
タケシ先輩が黒板を指差して質問した。
「いい質問だ。しかし、今回は2年の問題用紙だ。野球で大学行くにしろ、受験がある以上は3年になったら自分で勉強した方が良いぞ」
正しいのか間違ってるのか分からん意見だな。一理あると言えばあるけど。
ていうか、今回のミッション、進とかは気が進まないんじゃないか?不正とか許せないタイプだし。
そんな俺の懸念をよそに、メンバーが決まっていく。
「野球部連中は…実動班でいいか?やっぱり体力勝負になるだろうし、逃げ足も重要になってくる」
「そうですね」
「タケシ先輩がやるなら」
「自分ら、先輩と一心同体スからっ」
井上、尾崎、水谷は、相当タケシ先輩に惚れ込んでるようだ。普段暑苦しくて仕方ないタケシ先輩も、練習のときはさぞかしカッコいいんだろうな。
「新立は?ていうか、言い忘れたが参加不参加は自由だからな」
思わず俺は、進の顔を見た。
「…ん?なんだよ、大吾」
「あ、いや、別に」
「やるに決まってるでしょ。仲間外れなんてまっぴらですから。俺は指令班で」
進はめんどくさそうな声色で返答を寄越したが、やる気はあるようだった。
おかしいな。
こんなコト、進なら怒り狂って反対しそうなんだケド。