〔続〕禁断レンアイ



こけると思って目を閉じた瞬間


猶斗のニオイに包まれた。香水と少しタバコの混じったニオイ



ゆっくりと目を開けると




胡座をかいた猶斗の上に自分が座る形になっている。

恥ずかしさに顔を赤らめ立ち上がろうとするが




猶斗に阻止される


「ちょっと放してッ///」


一人暴れていると、急に猶斗わ私の耳元で



「娑夜うるさい」



と低い声を更に低くして吐息混じりに言う


「…ッ///」


それに反応して体が跳ねると


彼は計算してたかのように口角を上げる。
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