〔続〕禁断レンアイ
「そーだよ…」
「ふーん。じゃあこっちの俺は嫌い??」
猶斗は手の動きを止めると真っ直ぐ私の目を見た。
今まで見た事のないような真剣な眼差し…
私はぱっと瞳を逸らした
あの瞳に見つめられたらすべてが見透かされる気がしたから…
「…嫌いじゃないよ…」
そっぽを向いて言うと急に両方の頬を包みこむように捕まれて
強制的に彼と瞳を合わせられる。
「ちゃんと瞳みて言えよ」
高鳴る鼓動が彼に聞こえそうで…
「そんな猶斗も好きだよ…」
しばらくの沈黙の後ゆっくりと口を開いた。
すると彼はにっと口角を上げる。いつもの妖艶な笑みを浮かべた。