男装女子は最強総長!!
「ねぇ、君が翔くん?」
翔「はい、まぁ……。」
女の人は苦手だったから、少し抵抗はあったけど、母さんの友人なだけに無視する訳にもいかない。
「キャア!!めちゃくちゃカッコいいじゃん!!!」
「ホントにいいの!?みなちゃん!!!」
因みにみなちゃんとは俺の母さんのこと。
武田南からみなちゃんだろう。
で、いいって何が?
俺は母さんに目で訴えた。
母さんは俺をちらっと見てから目を反らして言った。
「いいのよ♪好きなだけやっちゃって♪」
悪い予感しかなかった。
外れてほしかった。
……けど、悪い予感はだいたい当たる。