覚悟しな生徒会諸君!!!
ー良弥sideー
俺には好きなやつがいる。
この学園の生徒で名前がアヤ
最初に告白してきたのはアヤだった。
俺は返事もせずに、すぐに押し倒した。
誰かと付き合うのとか面倒だったから
けど、アヤと会うようになってから
アヤの可愛いところとか意外に
真面目なところが見えてきて、
どんどん好きになっていった。
好きになったのはいいものの、
どのタイミングで言えばいいのか
わからない。
そんな日々が続いていた。
そんな日々に終止符が打たれる日が来た。
今日は、2人目の転入生がくる日だった。
けど、まだ来ないだろうと思い、
授業中にも関わらずアヤを呼びだして
イチャイチャしていた。
それで、そういう雰囲気になったとき、
…ガチャ
ドアが開いた。
アヤはパニクっている
「…え!?あぁ!?」
ったく、いい時に邪魔しやがって
俺は顔も見ずに
「…誰だお前?」
…返事が返って来ない。
アヤは邪魔してきたやつをみて
固まっている。
…なんだ?
睨むように顔をドアに向ける
そこには、見たこともないような
絶世の美男子が立っていた。
俺たちを見て固まっている。
少しの沈黙。
固まっていた美男子が口を開く
「あ~、楽しんじゃって??
俺、外で待ってるからさ、うん。
…出来るだけ早くお願いできる??
…じゃッ!」
…バタンッ!
思いっきりドアを閉められた。
…いい声だったな。
なんて思えるわけがない。
いや、一瞬思ったけど、
普通、あんなことが言えるだろうか?
しかも、顔が引きつっていたように
見えた。
あ、そーいえば転入生が来るとか
言ってたけど、あいつか?
「ごめん、アヤ。あいつ転入生っぽい」
いまだ固まっているアヤに話しかける
すると、ハッといたように覚醒し、
すぐに顔が赤くなった。
そのまま無言で服を着始めた
かーわいッ
なんて、思ってる場合じゃなかった。
俺も服をきて、そこらへんに散乱
している物を片付けはじめる。
…よしっ、これでいいか
そう思って転入生のところに向かう
転入生の口調を聞いて驚いた。