覚悟しな生徒会諸君!!!
「あ、」
「え?どーしたの?」
俺とアヤは服を着ながら会話中。
「そーいや、部屋の番号言うの忘れた」
「えっ…」
ちょっと、ヤバイかと思い顔を
見合わせる
アヤと部屋を出て、ロビーの椅子を
みて見ると
…寝てる。
まぁ、結構時間がかかったので
待ちきれなくて寝てしまったのだろう
「…なんか、悪いことしちゃったね」
俺も少し悪いと思いながら
美男子の方へと足を向ける
てか、ロビーで寝るとかありえない。
「なんか、あの人って不思議な人
だよね~」
アヤが急に話し出す
「そうか?…まぁ、話し方と顔が
合ってないのは不思議だけど…」
「う~ん、なんていうか、人を安心
させる力っていうの?…なんて言っていい
かわからないけど
この人のお陰で良弥と結ばれたし」
あまりにも可愛らしい笑顔で
言うものだから
ギュッと抱きしめてしまった
「ちょっ、良弥////」
「かーわいッ」
「…邪魔してごめん。もういい??
イチャつきカップルをずっと見てる
のはきついんですけど」
横から入ってきた声に驚く
けど、アヤのことは離さない
転入生を見ると、呆れたような表情で
こちらを見ている
「なんだよ転入生。邪魔すんな」
「わかったわかった。部屋の階と番号
教えてくれたらすぐどっか消えますよ~」
「20階の398号室だ。」
そっけなく言う。
いまはアヤとの時間がおしい
だけど、
アヤが俺を押し返した
アヤと離れて、少し不機嫌になる俺
そんなのも気にせず転入生に
話しかけるアヤ
「あのっ、私と良弥、付き合うことに
なりました!」
顔を赤くして宣言しているアヤを
見ると、さっきまでの不機嫌はどっかへ
吹き飛んでしまった