覚悟しな生徒会諸君!!!
椿咲哉が部屋に入ったあと、妙な沈黙が
続いた
「ね~、咲哉くんって超綺麗だと思わない?」
そう言うランの一言で沈黙が崩れた。
うっとりと閉まっている扉を
見つめている
…俺たちがどんなにアピールしても
ダメなのに、今日会ったばかりの
あいつに取られるのか?
「綺麗なんかじゃねぇよ。あれはただの
バカだ。ランの方が断然可愛い。」
そういいながらランの頭を撫でてやる
「そうそ。ランの方が可愛い~♪」
「そうだね。」
他の連中もランのことを繋ぎとめようと
声をかけている
「そ、そんなに言わなくてもっ///!」
…顔を赤くしながら言っても
説得力がない。
本当に可愛い。
けど、あいつのことが気になっているのは
たぶんランだけじゃなかった。
ーー…
「咲哉くん、来ないねぇ~」
ランはつまらなさそうに呟いている。
まぁ、あれから2時間も経ったしな
さすがに終わっているかと思う。
けど、あいつのことだ、荷物を
整理しきれていないのかもしれない
「よしっ!咲哉くん、呼んでこよう!」
はっ!?
ランは何時の間にやら椿咲哉の部屋の
扉をドンドンと叩いていた。
…うるさい
けど、椿咲哉が出てくる様子はない。
…仕方ない。