覚悟しな生徒会諸君!!!


俺は白いソファから立ち上がり
椿咲哉の部屋に向かう



そして、ランを退かし



…ガチャ



開けた。



この光景に他のメンバーはさすがに
マズイと思ったのだろうか


「おいっ、なに勝手に開けてるんだ
早く閉めろ!」


珍しく楓が焦っている。



ニヤリと笑い

「は?あいつが出てこねえから悪い」

一言。


他のメンバーは呆れたように俺を
見ている


が、俺は気にせず部屋に入る。



風呂にでも入ってるのだろうか?

いや、シャワーの音がしない



他の奴らも諦めて、椿咲哉の部屋に
足を踏み入れた



「怒られたら連帯責任だな」

また、ニヤリと笑って言う。


やられた…という顔のメンバー。



フッ…入ったのはお前たちも同じ
だからな。


どんどん奥へ進んでいき隅に
白いダブルベットを発見した。



てゆーか、さっきから思っていたのだが
物がまったくない。


ダンボールは空になっていたので
整理は済ませたのだろうが、


私物らしきものはまったくと
言っていいほど、無かった。



白いベットから白い足が見えた

…寝てたのか。

バカは良く寝るって言うしな



「おいッ!起きやが…ー」


「咲哉くんいたのー??あっ…」



寝てた…いや、寝てたのはいいが、


上半身裸だった。


色気がハンパない。


白い程よく引き締まった身体を
思いっきりガン見してしまった。


他のメンバーもそれを見て絶句
ランや双子に至っては、顔が赤い。

これは、男の俺たちでも、やばい。



視線に気づいてか、
椿咲哉がゆっくりと目を開いた。



まさに妖艶。



「…なにしてんの?」



さっきのテンションは皆無だな。

まぁ、そうなるだろうが


「は?てめぇが出てこねぇから、
呼びに来てやったんだろうが」


椿咲哉は上半身裸で無表情のまま
見てくる


さっきのテンション戻ってこい!
そう願わずにはいられなかった。


気まずい雰囲気がながれる







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