覚悟しな生徒会諸君!!!

こいつら居たんだわ。




「は?ここは俺たちのクラスだから
だよ!居るのは当たり前だろ!
お前なんか早く出てけ。」



え?なにそれ?ひどくね?ひどくね?
居たんだって確認しただけじゃん。


ちょっとバカにした感じだったけど。


どんだけ嫌われてるのおれ。
…まぁ、このキャラだしな。


ちなみに今、ヒドイことを言ったのは
双子の片割れ、ルリです。赤いです。

髪が。



「えっ、ヒドイな~w俺もこのクラス
なんだから仕方ないよ~♪ゴメ~んね??」



…なんで謝ってるんだろ。




「は?俺はお前が嫌いだ。だから
視界にいれたくない。出てけ。


ラン、早く座ろう?」


ランちゃんに話しかける声がまじ優しい。
俺のときはキツイ口調なのにな



「えッ?でも、咲夜は「早く座ろう?」
…うん。わかった。」


ランは戸惑いなからもルリに促されて
席に向かっている




おれに対しての態度とランに対する
態度が違いすぎるだろ。


完全に嫌われてるな~



さっきの穏やかな空気を
どうしてくれる。まったく。




…どうしようか?


心配そうにおれを見ている人が
たくさんいる。




たぶん、ほとんどの人が出て行くと
思ってるだろう。



でも、その期待に応えないのが






「アハッ、俺出て行かないけど??♪

じゃ~、先生、授業お願い~♪します♪」




おれのキャラだから。





おれのこの発言にみんなは一気に

唖然とした顔になった。



心配そうに見ていた生徒達も。

なにを考えているのかわかんない
生徒会も。


ランを席に促しているルリも。


俺たちの様子を傍観していた先生も。



みんな…唖然。






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