覚悟しな生徒会諸君!!!
ランは期待した顔でおれを見ている
けど…
おれにどうしろと…?
おれがなにも答えないので
微妙な沈黙が流れはじめる。
あ~、なんで屋上なんか
来ちゃったんだろ?
やっぱ、サボったりしたら
ダメだよ。
開いてるからって、危険な屋上に
入ったりしちゃダメだよ。うん。
「ラン~!俺、教室に…」
…バンッ!
は?なに?
さっき、俺が入って来た時の表情を
しているランと少女たち。
その目線の先には…
…なんで居るんですか?
もちろん、ご想像の通り
生徒会の皆様がいらっしゃいました。
俺と少女たちを見るなり
嫌な顔をする生徒会のメンバー。
あ、ルリもいる。
俺を見て、他のやつよりも
嫌な顔をしている。
…イケメンの顔が崩壊してるよ?
「ラン、平気か?」
会長がランに話しかけると
ランは会長に走っていき抱きついた
会長は少し安心した顔をして
やさしく頭を撫でている。
まぁ、二人だけの甘い雰囲気だね。
…この状況をなんとかしてほしい。
なんで他人の甘い雰囲気を
見てなきゃならないんだ…