覚悟しな生徒会諸君!!!
…これだけで退学?
会長の権力を乱用しすぎだろ。
てゆーか、殴るって…
女の子だよ??
隣にいる少女たちは、
青白い顔で震えている
少し可哀想に思えてきた。
助けてあげようかな…?
「かっいちょー♪許してあげたら~??☆」
おれが口を出したことに驚いたのか
全員がビックリした顔でおれを見る。
でも、会長はすぐに驚いた顔を
不機嫌な顔に変えた。
「なんで下僕に指図されなきゃ
いけないんだよ?」
…おれはこの学園にいる間ずっと
下僕って呼ばれつづけるのか…
…いまは、考えるのヤメよ…。
「え~、だってこの子達はランに
なにもしてないじゃん??♪」
「それでもランを脅しただろーが。
一発殴らないと気がすまねぇ。」
少年たちを睨む会長。
会長の決意は堅いみたいだね~
…あ、そーか。
会長はランを中心に動いてるんだから…
「ラン~??♪」
「えっ、なにっ咲哉くん?」
なんかランが嬉しそうなんだが…
まぁ、いいか…?
「この少女たちのこと許して
くれない~??♪心が広~いランなら
許してくれるかな~??☆」
心が広いのところで反応したラン。
ランは少し悩んだあと、
「う~ん、わかった。
でも、今度いじめたら許さないから、」
…単純。
ランの言葉に驚く生徒会のメンバー
「ランッ!それでいいのか!?
退学にだって出来るんだぞ!?」
…いやいや、さすがに退学は
無理だろ。現実を見ろよルリ。
どんだけ自分偉いと思ってるんだよ?
あぁ、もうツッコミたい。
声を大にして叫びたい。