覚悟しな生徒会諸君!!!
申し訳なさそうに俯く少女たち。
おれが殴られたのは
少女たちとは無関係なのにな~、
「え~??♪あれは、ルリが俺に
ムカついたから殴ったんだよ~??w
それに、そこまで痛くないから☆」
「でも…、」
また俯く少女たち。
う~ん…
あ、話題を変えてみよう。
「そういえば、俺とこんな事してて
いいの~??♪生徒会の人達は大丈夫
なの??w」
…え、なにこの雰囲気。
なんか禁句言っちゃった?
生徒会の名前を口にした途端
暗い顔をした少女たち。
重い…空気が重い。
「あっ…私たち、親衛隊辞めたんです。」
…禁句でした。
「え~??そうなんだ~??♪
てか、親衛隊とかあるんだね~!
はじめて知った~w」
ごめん。
心の底から謝る。
空気読めないキャラでごめん。
「はい…。親衛隊は会長、副会長、
会長、書記にそれぞれあるんです。
他にも親衛隊はありますけど、
だいたいは生徒会の親衛隊です。
それで、ここの生徒のほとんどは
親衛隊に加入しているんです。」
ツライのに説明してくれる少女たちは
なんか健気だな。
「そっか~、説明ありがとね☆」
「いえ…。」
し~ん…
…よし!
元気づけてやろう!
…どうやって?
あ、少女たちは親衛隊を辞めて
生徒会に近づけないから暗く
なってるのか。
じゃあ、
「君たちを元気づけてやろう!☆
なんかお願いとかある~??♪
君たちが望むんなら、親衛隊に
戻してって生徒会にお願いして
みるけど~??w」
親衛隊にもどったら元気になるかな?
急にしゃべり始めたおれに
驚く少女たち。
でも、おれの言葉に焦りながら
首を横にふる
「い、いえっ!もういいんです!
私たちがランに制裁を加えたのが
いけなかったんですし、
それに、今の生徒会の皆さんは
前とは変わりました。
だから、いいんです。」
それでも、今まで生徒会を親衛隊
として支えてきたんだ。
少しは未練があるだろう。