覚悟しな生徒会諸君!!!


申し訳なさそうに俯く少女たち。


おれが殴られたのは
少女たちとは無関係なのにな~、



「え~??♪あれは、ルリが俺に
ムカついたから殴ったんだよ~??w

それに、そこまで痛くないから☆」




「でも…、」




また俯く少女たち。




う~ん…



あ、話題を変えてみよう。


「そういえば、俺とこんな事してて
いいの~??♪生徒会の人達は大丈夫
なの??w」









…え、なにこの雰囲気。

なんか禁句言っちゃった?




生徒会の名前を口にした途端
暗い顔をした少女たち。




重い…空気が重い。





「あっ…私たち、親衛隊辞めたんです。」




…禁句でした。




「え~??そうなんだ~??♪
てか、親衛隊とかあるんだね~!
はじめて知った~w」



ごめん。
心の底から謝る。
空気読めないキャラでごめん。





「はい…。親衛隊は会長、副会長、
会長、書記にそれぞれあるんです。

他にも親衛隊はありますけど、
だいたいは生徒会の親衛隊です。


それで、ここの生徒のほとんどは
親衛隊に加入しているんです。」




ツライのに説明してくれる少女たちは
なんか健気だな。



「そっか~、説明ありがとね☆」



「いえ…。」




し~ん…






…よし!

元気づけてやろう!




…どうやって?

あ、少女たちは親衛隊を辞めて
生徒会に近づけないから暗く
なってるのか。



じゃあ、



「君たちを元気づけてやろう!☆
なんかお願いとかある~??♪

君たちが望むんなら、親衛隊に
戻してって生徒会にお願いして
みるけど~??w」



親衛隊にもどったら元気になるかな?



急にしゃべり始めたおれに
驚く少女たち。



でも、おれの言葉に焦りながら
首を横にふる



「い、いえっ!もういいんです!
私たちがランに制裁を加えたのが
いけなかったんですし、



それに、今の生徒会の皆さんは
前とは変わりました。


だから、いいんです。」



それでも、今まで生徒会を親衛隊
として支えてきたんだ。


少しは未練があるだろう。












< 78 / 95 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop