覚悟しな生徒会諸君!!!


そう。こんな事というのはハグのこと。




親衛隊に入っていたら
ハグなんてもってのほかだろう。




おれに抱きしめられた少女の体が
熱くなっていくのがわかる。



…なんかエロい言い方だね。



つまりは、照れてる?みたいな、

…まぁ、いいや。


説明下手でごめんなさい。





「これでも親衛隊作るとか言う??♪」



耳元で囁いてみると、

少女はおれの腕からバッと離れて
赤い顔で首をブンブン振っている。



ふふっ、見たか!おれの必殺技2!




「よしッ!いい子いい子」


そういいながらさっきハグした少女の
髪をぐしゃぐしゃにする。



「ちょっ!椿先輩!
スキンシップ激しすぎですよ!」




ハグを見ていたメンバーが
止めにはいる。



「あははっwこれくらい大丈夫だろ♪」




「なんか…いい香りが……」

…バタンッ






え?

え、ちょっ


ハグの子が倒れたんだけど!?



「えっ!?どうしよ!?
なんで倒れたの!?保健室!

あ、ここ保健室だ!てか、先生は!?」



なんで保健室なのに先生が
居ないの!?放置しすぎだろ!


あぁ~、どうしよ!?




そんな慌てふためいているおれに
冷静に説明し始める少女A


「この子は興奮したらすぐに
倒れるんです。だからスキンシップが
激しすぎって言ったんですよ。」



「いい香りか~、いいなぁ~」




興奮って…ハグしただけで…?


てか、誰だいいなぁ~、とか
言ったのは?不謹慎すぎるだろ。










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