everyday interesting〜アナザーワールドストーリー〜THE2nd
帰りのSHRが終わり、そそくさと家に帰る者も居れば、部活をする者もいるだろう

「さて、今日は活動はないはずだしもう帰るか…」 増田は立ち上がり鞄を持って教室を出ようとすると、刹那に声をかけられた

刹那「勇太、今日は暇か?」

増田「特になにもないが…何か用か?」

刹那「いいい、いやな、最近新しくレストランが出来ただろ?
そこに一緒に行って欲しくて…」

増田「ああ、いいよ
俺もそこに行ってみたかったし…」

増田がそう言い終わらないうちに刹那が嬉しそうに

「ほんとうか?!ほんとうなんだな?!」と返してきた。
増田「本当だよ」

刹那がまた嬉しそうな顔をしたが増田の視線に気づいて頬を赤く染め、咳払いをした

「とにかく…2時にレストランの前に来るんだぞ?遅れたら奢って貰うんだからな!」

増田「遅れないように頑張るよ」

そういって教室を出た

増田はいつもより余裕を持って家を出て、まっすぐに喫茶店に向かった

暖かくなってきていることもあり少し汗ばむ陽気だ。
こういう日は長袖一枚で行くか半袖で行くかという微妙なところに悩んでしまうが、長袖を着てきた

約束の2時の15分前には喫茶店の前に着いたが、すでに刹那があたりをキョロキョロしながら立っていた

増田の姿を見つけるとぱぁっと明るくなり急いで刹那の前に行く

刹那「待っいたぞ、勇太」
増田「刹那早いな、まだ1時46分だろ」

刹那「まっ,待ち合わせの時間より前に来ておくのは当然なんだ

それとお腹がぺこぺこなんだ、早く店の中に入ろう」
増田「はいよ」

二人は店の中に入った。

店員「いらっしゃいませ、お二人様でよろしいですね?」

刹那「おう」

「それではこちらにどうぞ」 店員は窓側の席に案内してくれた。

「ご注文がお決まりになられたら、そこのボタンをどうぞ」 そういって去っていった

刹那「今日は勇太のおごりなんだからなっ」

増田「なんでだ?約束の時間までには来ただろ?」

「女の子を待たせておいてそれはないと思うぞ?」 刹那はぷぅ、と頬を膨らませて増田に言った。

増田「分かったよ、何が食べたいんだ?」 そういってメニューを差し出す
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