everyday interesting〜アナザーワールドストーリー〜THE2nd
ナベ「ハァハァ………振り切ったか………くそ……年だな…こりゃ
全力で……走っただけ……でこんな……疲れるとは……」


ナベが右腕で壁に持たれながらブツブツと言いふと前を見ると

そこには今まで姿を消していた響がいた

響はナベと目が合った瞬間顔を青ざめ360°回り早歩きでナベから遠ざかる

ナベ「響!!!」

パシッと

ナベが響の右腕を掴み取る
「んぐぐ……」とナベと響で競り合う

響「離……せよ……!」

響は一向にナベの顔を見ようとしない

ナベ「逃げないって……約束すれば離してやるよ………!!」

響「ふざけんな……バカ!!!」

ブン!!!

と響が突然振り返り
ナベの顔面に向け左手で横から殴ろうと何度も振る

ヒュッヒュッとナベは響の右腕を掴みながらも軽やかに避ける



突然ナベが響の右腕を自分の方向に引く

パフッと服に当たった感覚……

響「んなっ!!!」

響が気づいた頃には
ナベの胸の中にいた

一瞬の事で響には理解が追いつかなかった

「ムガガガ〜!!!」と胸の中で暴れる響


ナベがギュッと強く抱きつくのがわかり
何故か涙が溢れた

ナベ「今まで悪かったな……響……」

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