everyday interesting〜アナザーワールドストーリー〜THE2nd
響は暴れるのをやめ
呟いた

響「なんで……今更……なんだよ……」

ナベ「すまなかった」

響「そんなんだから……僕は……
お前に今までの僕の辛さがわかるのかよ!!!」

響はナベを強く押し
二人は離れると響は酷く叫んだ

響「僕は……お前の事……なんでもわかってるつもりだった!!!
でも……違う……僕はお前の背中しか見えてない!
いや
お前が見せてないんだ!!!
なんで……【許嫁】なのに……お前の背中しか……見えてないのか……ずっと………ずっと疑問だった……!!」

響は怒りに満ちた目でナベを見ながら言う

ナベ「その結果……【破棄】ってわけか」

ナベはいつもと変わらない目で響を見る

響「………」

ナベ「わかった……なら俺なんて忘れろ」

響「は…!?」

ナベ「お前を悲しませる男なんて忘れろ
今日はそれだけを伝えたかった」

響「ふ………ふざけんなよ!!!
なんだよ忘れろって……」
ナベ「だが一つわかってくれ
俺はお前の事……好きだった
例え突き放していた時にもお前の事を忘れた事はない
それだけだ………じゃあな」

ナベは振り返り歩きだした
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