everyday interesting〜アナザーワールドストーリー〜THE2nd
増田は桜を連れて
体育館裏に来た

桜「な、何?
こんな所に呼び出して」

増田「なんでお前がここにいるんだよ……!」

桜「なんでって……編入試験に合格したから……?」

増田「お前は
なんで
そう俺に相談せずに物事を進めるかな?」

桜「アナタは私の親か
別にアナタに相談して
アナタに許可をもらう筋合いは無いわ
それともなに?
私がこの学校に来たら何かマズイ事でもあるの?」

増田「そんなのはないが…」

桜「なら帰るわよ?」


桜は何か不機嫌だ

増田「桜
昨日の事だが……」

桜「昨日?何の事かしら?」

バン!!

増田は両腕と壁で桜を囲み

そのまま
増田は桜にキスをした

桜「…………」

桜は顔を赤くして
言葉を探すように
おどおどしている

増田「思いだしたか?」

桜「ば、馬鹿じゃないの!?」

探した言葉の結果がコレか…


ジャリ
っと
何処からか砂利を踏む音がした

増田が左を向くと
そこには
茫然自失と立っている
明日香がいた

増田「…明日…香……」

明日香「あ、あの次の授業
移動教室だから遅れないようにね……」

そう言うと明日香は走って行ってしまった

増田「明日香!!」

増田は追いかけようとした



グイッと桜に腕の裾を捕まれた

桜「行かないで…
ここに……いて……」

増田「…………」

増田は追いかけるのをやめた
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