不思議な国の物語
「ははははじっ///」
「桃華…桃の良い香りだ」
えっ桃?!
「甘い桃の香り」
ドキン
ち、近い
魁焔の手が優しく桃華の頬を撫でる。
なんで彼はこんなに
優しい表情をしているんだろう。
そんな顔されると
勘違いしそうになる。
”彼に……
「じーさんに聞いてみな。秘密を知ってるはずだから」
「…………え」
「なら、また今晩」
そぅ言って魁焔はポンっと桃華の背中を押した。
「え、ちょ───……」
恋心を抱いているんじゃないかっで”