運命
ガシャン


カンッカンッ



プシューー




機械の動く音が日々やまない造船所





ここで働くようになって早2年




亮も20歳になっていた








「今日はお前たちの成人祝いがあるからな!主役が帰ったりすんじゃねぇぞ!」





そこの工場長が
今朝大きな図体を
2人のまだ少し細い肩に
寄り掛けながら言っていた。






「20歳かぁ」



もう一人の成人仲間



龍斗が先ほどの工場長の重みのせいか
肩が凝ったらしく
肩を回しながら呟いた
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