実録幽霊が棲む屋敷(第8話)
タイトル未編集
幽霊が棲む屋敷(第8話)


俺の住んでいた家の
南側はだだ広い庭があり
突き当たりには
木が沢山植えてあり
その先には
ドブ川が流れていたんだょ…

ドブ川を渡ると
木がまた生えていて
ソコには
近所の人から
幽霊屋敷と言われてた
廃墟農家があった…
(↑お前の住んでたとこも充分幽霊屋敷だょな…)


夏休みになると
ラジオ体操の後で
その廃墟農家の庭にある
木にカブトムシやクワガタがかなりいて採り放題だった…
(↑中坊のクセに、それを隣の隣町までチャリで行き、園芸店に売りに行ってたんだょな…)


ある日
ブレ少年boyと
当時仲がよかった
同級生と2人で
肝試しに行く事になった…
(↑中坊のクセにスゲェ神経してるな…)


確か
昭和17年から
誰も住んでなく
昼間に下見に行き
建て付けの悪い玄関
それを少し開けて
夜中にすぐ入れるように
してたんだ…


夜12時過ぎに
友達がチャリで来た
友達はチャリで5分程度位に住んでたんだ…


いざ
懐中電灯を持って
玄関の方を見ると
さすがに
怖い…
(↑友達もすでにチビッてたし…)
(↑いゃ…ビビッてたし…)
さぁ行くか…
ブレ少年boyの
胸くらいある
雑草をかき分けて
かき分けて

俺が先頭にたち
玄関まで進んだんだ…


懐中電灯の光を
下に向けて
玄関を横向きで
入れる程度に開けて
中へ侵入した…
(↑中坊のクセに根性あるよな…)


入ってすぐに
左側には座敷があり
座敷を真正面に見ると
右側に階段があった…

玄関の斜め前には
台所があり
茶碗がそのままあった
流し台らしきとこは
錆びた包丁を見つけ
かなりビビッたょ…


座敷の前には茶の間があり
ちゃぶ台には
茶碗やら
新聞がおいてあり
小物タンスの中を開けて
物色してると…


階段の上から
暗闇なのにも
かかわらず
白い人影が

スゥ~っと
滑るように
降りて来たんだ…


ブレ少年boyの
危険察知能力が
デンジャーと感知した
(↑ロボコップか?)


に…
逃げろ~!

ブレ少年boyは
ビビッて無口になった
友達の手を引っ張り
玄関を
カールルイスよりも
速く脱出に成功した…
(↑古っ!)

我に帰ると
友達の姿が見当たらない…

途中までは
一緒だったのに…

マズイ…

どうしよう…


幽霊屋敷の玄関を
見ながら…

待ってたんだ…

もう一度行くのか

友達を見捨てる事は
出来ない…


でも

怖い…
(↑そんなトコに行くからだろ!)


そんな事を
考えて
覚悟を決めた時に…



ポン!

背中を叩かれ
チビッてしまった…
いゃ…
ビビッて…
ウア~ッて言って
しまった…


おそるおそる
振り返ると…


友達だった…

よかった…
ほんとによかった…


で…
俺より先に
逃げたのか?

ちょっと疑問が…
(↑だよな…)


すると
友達が言うには
2人で
最初に玄関をみたら
玄関口に
白い人が立っていたから
怖くて怖くて
家に入らなかったそうなんだよ…


じゃ…
するってぇと…
なにかい?
(↑岡っ引きか?)



1人で廃墟農家に入り
階段を降りる霊を見て
誰かの手を握って
家を出たのか?



2人共
無言で家に帰った…


(廃墟農家の住人)


クライマックスまで
あとわずか…
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