ヨーグルト
もう1時間くらい練習を見てるかな?
F高は、男女が6:4くらいの割合で男子が多い。
だからテニス部は男女混合の部活になっているみたい。
男子のテニス姿…。なんだか新鮮だなぁ…。
男子とか知らない人ばっかだな。
「…こ!佐子!聞いてる?」
「え?」
「ほらきいてなーい!もー!」
りっちゃんから呼ばれて我に返った。
りっちゃんは頬を膨らませて怒っていた。
え!なんだろう…。
「りっちゃん、どーしたの?」
「見て!水戸くん!」
水戸くん?誰だろう。
「誰?」
水戸くんって聞いたことあるかな?
私、あまり男子覚えてない…。
「A組の水戸渚くん!知らないの!?かっこいいよ!見てみ!」
りっちゃんが指さしたところを見てみると確かにかっこいい人。
あの人が水戸くん?隣のクラスか。でもなんだか違う。
かっこいいけど可愛い…?笑顔?
「何してんの?」
「え?」
声のする方を振り向いた。
声の主は、同じクラスで同じ中学だった泉谷虎(いずみや とら)くん。
話したことは何回かあるけど親しくはなかったからびっくり。
泉谷くんは外見は大人で落ち着いてるのに性格は子どもっぽい。
でもそんなところが女子に騒がれる原因なのかな?
「なにー?虎、勝手に会話に入らないでよ!」
りっちゃんが怒ったように泉谷くんに言うと泉谷くんは笑って
「運動出来ない奴が来てるからあきれてさ?」
と意地悪っぽく言った。
「はあ?!運動できるよ!走るなら…。」
「それをできないっていうんじゅねーの?笑」
「…虎きらい。」
「…っ」
りっちゃんは頬を膨らませて言うと、泉谷くんは黙って赤面していた。
…??もしかして泉谷くんはりっちゃんのこと…?
わあー////
なんだか私が照れちゃうッ!
恋ってこんなかな??ヤバイ。恋って可愛い!
よくお母さんが『男の子は好きな女の子に意地悪しちゃうのよ?』
て言ってたけどこんな感じなのかな?
私も恋…したいな。
「あ、もう18時だ!佐子、帰ろっか♪」
りっちゃんに言われてふと時計を見ると18時を少し過ぎていた。
「わ!もーこんな時間?りっちゃん帰ろ!」
「うん♪」
「俺たちも終わりだし送ろーか?」
私たちが帰ろうとしたときに泉谷くんに声をかけられた。
びっくりして二人で振り向くと泉谷くんは笑ながら
「女は危ねーからな。丁度渚と帰るとこだし、送ってく。」
と言って更衣室の方に走っていった。
F高は、男女が6:4くらいの割合で男子が多い。
だからテニス部は男女混合の部活になっているみたい。
男子のテニス姿…。なんだか新鮮だなぁ…。
男子とか知らない人ばっかだな。
「…こ!佐子!聞いてる?」
「え?」
「ほらきいてなーい!もー!」
りっちゃんから呼ばれて我に返った。
りっちゃんは頬を膨らませて怒っていた。
え!なんだろう…。
「りっちゃん、どーしたの?」
「見て!水戸くん!」
水戸くん?誰だろう。
「誰?」
水戸くんって聞いたことあるかな?
私、あまり男子覚えてない…。
「A組の水戸渚くん!知らないの!?かっこいいよ!見てみ!」
りっちゃんが指さしたところを見てみると確かにかっこいい人。
あの人が水戸くん?隣のクラスか。でもなんだか違う。
かっこいいけど可愛い…?笑顔?
「何してんの?」
「え?」
声のする方を振り向いた。
声の主は、同じクラスで同じ中学だった泉谷虎(いずみや とら)くん。
話したことは何回かあるけど親しくはなかったからびっくり。
泉谷くんは外見は大人で落ち着いてるのに性格は子どもっぽい。
でもそんなところが女子に騒がれる原因なのかな?
「なにー?虎、勝手に会話に入らないでよ!」
りっちゃんが怒ったように泉谷くんに言うと泉谷くんは笑って
「運動出来ない奴が来てるからあきれてさ?」
と意地悪っぽく言った。
「はあ?!運動できるよ!走るなら…。」
「それをできないっていうんじゅねーの?笑」
「…虎きらい。」
「…っ」
りっちゃんは頬を膨らませて言うと、泉谷くんは黙って赤面していた。
…??もしかして泉谷くんはりっちゃんのこと…?
わあー////
なんだか私が照れちゃうッ!
恋ってこんなかな??ヤバイ。恋って可愛い!
よくお母さんが『男の子は好きな女の子に意地悪しちゃうのよ?』
て言ってたけどこんな感じなのかな?
私も恋…したいな。
「あ、もう18時だ!佐子、帰ろっか♪」
りっちゃんに言われてふと時計を見ると18時を少し過ぎていた。
「わ!もーこんな時間?りっちゃん帰ろ!」
「うん♪」
「俺たちも終わりだし送ろーか?」
私たちが帰ろうとしたときに泉谷くんに声をかけられた。
びっくりして二人で振り向くと泉谷くんは笑ながら
「女は危ねーからな。丁度渚と帰るとこだし、送ってく。」
と言って更衣室の方に走っていった。